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著作日時: 2020.10.04.日. 23:31:00 著作者、竹花 忠
確認事項その2:
規準は透徹されていなければならない。矛盾していてはならない。矛盾を抱えていてはならない。
その実態はどの規準に適合しているかが確定しているべきである。
どの規準に適合して許容されているのかが意識されていなくて、ただ慣習としてこのような実態できているからこれについてはこの実態であるんだ、というだけの理解に留めているべきではない。
この実態が適合する規準はこれだ、この実態はこの規準に適合するものとして許容されているものだといえるのだ、という規準をしっかりと確定すべきである。
あるいは、この実態は規準であるこれに反している、ということであるなら、そのことをはっきりとさせるべきである。
その上で、規準にあわせた実態に実態を変更していゆくか、あるいは、現状の実態に正当性があるといえるなら、規準の体系を見直すか。
規準の体系が矛盾を抱え込んでしまっていることのないような、正当性、公正さ、合理性のある、規準の体系を新たに案出するのも一つの解決法である。
また、ひとの欲求、欲望、とうまく折り合いをつけた、ひとの欲求、欲望をうまく取り込んだ規準の体系であることが望まれる。
ひとの欲求、欲望、を真っ向から否定した禁絶した規準の体系であっては、その規準が尊重、利用、遵守されてゆく可能性は極めて低くなる。