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能力の発現

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Copyright © 2022 TAKEHANA TADASHI
著作日時: 2022.01.19.水. 11:12:00 著作者、竹花 忠
能力の発現:
 感受したこと・発想したこと、をことばに表現しているだけのことである。
 情報を、バーター取引や売買契約によって獲得しているのではない。まして、情報を、窃取・窃盗、しているのでもない。
 感受したことを、どのことば・どのような文章、で表現するか・に結実させるか。
 そのための、感受内容・感受心理・発想内容・発想心理、の、分析・点検検証。
 それが果たせることで、感受したこと・発想したこと、のことばによる表現が完成する。すなわち、著作・見解・知見、が完成する。
 つまりは、感受内容・感受心理・発想内容・発想心理、の、分析・点検検証、の、体制・機構、が学習を経て形成されてあることが、力・能力、の源泉である。
 この、言語表現を確定するための、分析・点検検証、の、体制・機構、は、意味の相互関係が自分にわかっていて自分に自在に使用できることばの、体系・全容、、つまり、自分の語彙、が深くかかわっている。
 また、そもそも、何を・どんなことを、感受・発想、するかしたかできたかできるか、にも、学習を経て自分に備え付けた語彙が影響している。
 なので、多くのことばの定義を学習して知っていてこそ、それらの記憶が受け皿となって、その存否や、強弱・濃淡、やその反対が、把握しやすくなる。
 語彙が豊富になるほど、情報・刺激・関係、を捕捉する網目が広く細かくなる。
 なので、語彙が豊富になれば、感受できること・発想できること、も、より豊になる得る。
 語彙を増やせば、より込み入ったことが、感受・発想、できる。そして、より込み入ったことまで表現しきれる可能性が高まる。

 意志・意図・インテンション、によって、規準体系に違反しないように、思考を統制し切って許されている演算を適用することで、その規準体系のもとで、成立可能な・実現可能な、状態・変遷展開、を、導出・確定、できる。
 つまり、意志・意図・インテンション、によって、規準体系に違反しないように思考を統制し切って、規準体系のもとで許されている演算を適用して、それによって、成立可能な・実現可能な、状態・変遷展開、を、導出・確定・明示・明確化、することが、演繹思考である。
 だから、その規準体系とその中の要素とから、自ずと意味し得ること・自ずと成立し得ること、つまり、その規準体系とその中の要素とから成立し得る含意、を、ことさらに、明言して明らかにすることが、演繹思考である・演繹思考の役割である・演繹思考の機能である。

 感受・発想、したことを表現したら、それを、適法か違法か判別して採否を決する。
 適法なら、より目的に合ったものへと磨きを掛ける。
 表現を確定する際にも、採否を決定する際にも、より目的に合ったものを探索する際にも、演繹思考が欠かせない。

 定義を規準にした演繹思考によって、正確な表現が確定できる。
 サイエンスのルールと法を規準にした、適法か違法かを判別するための演繹思考によって、適法か違法か判別できる。
 サイエンスのルールと法を規準にした、より目的に合ったものを探索するための演繹思考によって、より目的に合ったものが確定できる。