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コンピュータープログラミング能力の源泉

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Copyright © 2020 TAKEHANA TADASHI
著作日時: 2020.10.09.金. 14:51:00 著作者、竹花 忠
コンピュータープログラミング能力の源泉:
 規準・定義・対応関係の知識、に基づいて、頭の中で、また、ペンと紙面も併用しつつ、置換・運算・評価、を進めてゆく。
 それが頭の中でのシミュレーションであり、あるいはまた、頭の中とペンと紙面を併用しつつのシミュレーションである。
 この際最終的に、規準・定義・対応関係の知識、に何一つ反することなく、置換・運算・評価、を進め切ってゆくことが不可欠である。
 何回修正を行ってもいいし、どれだけ繰り返してもいいし、どれだけ時間をかけてもいいから、最終的に、全過程にわたって、規準・定義・対応関係の知識、に何ひつとつ違反なく、置換・運算・評価、をすすめきることが大切である。
 そうすれば、規準・定義・対応関係の知識、どおりの、命令語・ユニット、から作られたプログラムが、その通りの動作を実現する正常なコンピューターによって実行された時の、動作、変遷展開、結果、が、頭の中で、あるいは、紙面上で、確認することができる。
 この、頭の中でのシミュレーション、あるいは、頭の中とペンと紙面を併用しつつのシミュレーション、での確認作業は、時間と労力と苦痛を要しがつである。非常に困難な作業であったりすることもある。
 それでもこれをやり遂げる以外に、あてずっぽうでなくして、コンピュータープログラムを読解する方法はない。また、これをやりどける以外に、あてずっぽうでなくして、コンピータープログラムを自力で作成してゆく方法はない。
 なので、地道に、コンピュータープログラミング言語についての、規準・定義・対応関係の知識、を学習して、それを取り違いえなく使用して、プログラムリストの読解をやりどたり、構想を、命令語・ユニット、の動作の構成で表現することを、規準・定義・対応関係の知識、を取り違えなく使用して点検検証して進めてゆく。
 それをじっと息をつめて、頭の中で、あるいは、頭の中とペンと紙面を併用して、遂行していっている。
 それによって、コンピュータープログラムの読解もコンピュータープログラムの作成も達成してきている。
 取得情報だけ、取得情報を加工した転化情報だけ、が使用されてその後の処理が遂行される。そういう構成でできている処理がある。
 その場合、情報を取得するまでの段取りと取得の処理とは、情報を取得した段階に至っては、もうその先の理解のためには必要がない。
 だから、情報の取得が済んだら、その取得のための処理については、意識から解放して、意識をリフレッシュして、思考の意識のリソースを大幅に回復させた状態で、後続の思考に取り組める。
 そういうことが叶う構成になっている処理が、コンピュータープログラムの中には現われがちである、幸いなことに。
 なので、長大なプログラムでも、途中途中で、それまでの記憶を意識から解放して、意識をリフレッシュしつつ、思考の意識のリソースをそれによって回復させつつ、その先の取り組みが果たせてゆけていたりする。思考の意識のリソース不足が回避できつつ。
 また、短期記憶・長期記憶、に転化させて、時間を費やしてのことになるが、それによって、短期記憶・長期記憶、になっていない記憶の保持のための思考の意識のリソースの使用から解放して、それによってさらに、その先の別の内容を意識に取り込みを果たして、さらなる思考を遂行させてゆく。
 そういうことも併用しつつ、取り組みを進めてゆくことで、長大なプログラムの作成を達成してきている。
 そういうことであるから、完成したコンピュータープログラムの実行スピードに比べては、あまりにも長い、膨大な時間、膨大な期間、を要して、コンピュータープログラムは完成させられているのが実態であると思われる。
 ただし、完成してしまえば、それは猛烈なハイスピードで処理を実行していってくれることになる。それでも、非常に多きな数値の素因数分解であれば、何億年以上もの膨大な時間、期間、を要することにもなるが。
 処理の繰り返し実行の量があまりにも膨大になってしまう課題の場合には、コンピューターの1命令ごとの実行時間が高速であっても、答えを得るまでに実行する命令の個数があまりにも膨大なために、所要時間が膨大な時間、膨大な期間、になってしまうということである。
 それはともかく、コンピュータープログラムの読解も作成も、規準・定義・対応関係の知識、の正確な適用による頭の中でのシミュレーションが源泉である。